NATALIA MARTÍNEZ con el PALERMO TRÍO / TE HA DADO UNA CITA EL TANGO

型番 NMPT2015
販売価格 2,659円(税込)
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2019/5/5売り切れました。

タンゴというとピアノにバンドネオンとヴァイオリン、情念系のヴォーカルというイメージが先行しがちですが、黎明期には波止場に海の男と麗しき女性が集い、ギターと唄で演奏された舞踏音楽です。その後ピアソラによってアカデミックな方向へも周知されていくのは皆さんご存知の通り。さて現地でも画期的と評判な本作では、ブエノス・アイレス出身の若き女性シンガーとギター3本のトリオがいにしえの歌曲を演奏するという主旨ではあるのですが、まずシンガー - ナタリア・マルティネスの希望を抱かせるように朗らかさを携えた、まろやかな歌唱が何とも云えず沁みます。そして彼女の鮮烈なデヴュー作であると同時に、筋金入りのタンゴ・ギター・マエストロ、バルトロメ・パレルモの遺作となってしまっているのです。1936年の生まれで2015年にその生涯を閉じたパレルモは、まさにタンゴの世紀を生きたといっても過言ではなく、ここに収められたレパートリーも前世紀前半に興隆を極めた作曲家のオメロ・エスポシト作"Yuyo Verde"、"Que Me Van A Hablar de Amor"、オメロ・マンシ作"Paisaje"、アンセルモ・アイエタ=フランシスコ・ガルシア・ヒメネス作"Mariposita"、そしてインストで収録されたアニバル・トロイロ"Milonguero Triste" 。インタヴューを取っているセシリア・サバラの言葉を借りれば、パレルモ、そしてアドリアン・ラクルス、フェリーペ・トライネ、「唄のうしろでささやくように歌うギター、ラスゲアードとポルタメント、」これらが交錯し豊かな彩りが施されたギター・アンサンブルと、前述のナタリアのフレッシュな唄声が溶け合うさまは、半分は体感的に、半分は論理的に、アコースティック音楽の行き着く先を描いているかのよう。









NATALIA MARTINEZ con el PALERMO TRIO / TE HA DADO UNA CITA EL TANGO
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伊藤亮介



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