JULIANA AMARAL / AÇOITE

型番 CPF022
販売価格 2,302円(税込)
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MPBシンガーとして22年のキャリア、3枚のアルバムを発表しているサンパウロのベテラン、ジュリアナ・アマラルの新作は軍事政権の時代など暗い時勢に臆することなく発表された珠玉の楽曲を取り上げ、現在の時勢に警笛を鳴らします。芸術的に美しく、かつ知性を感じさせる方法で。

アナ・ルイーザ(vo、ジュリアナの実姉)とのデュオでサンパウロのジャズ・シーンに清涼な風を吹かせるルイス・フェリーピ・ガマ(p)のプロデュースでデヴュー・アルバムを制作、その後はモアシール・ルスがプロデュースしたサンバ作やミニマムなサンバにこだわったアルバムをリリース、とサンパウロのシーンの中でもブラジル由来のリズムや表現にこだわりをみせるS.S.W.。4作目となる本作では、もう一人のきょうだい、ジョアン・パウロ・アマラルの弾くヴィオラ・カイピーラと共に慈しむように唄う"Rio de Lágrimas"に始まり、カイピーラ仕立ての近郊型音楽へとアレンジされたA.C.ジョビン=パウロ・セーザル・ピニェイロ"Matita Peré" 、サンパウロの新世代サンビスタ、ダグラス・ジェルマーノ作の"Cosme"にはマリオ・ヂ・アンドラーヂの詩が引用され、静けさから一転、ジャズ・サンバなリーダー作を発表しているホドリゴ・ヂガォン・ブラス(drs)や、アルベルト・ルッカス(contrabass)、メロウなepをプレイするグスタヴォ・ブジニ(key)ら精鋭なるバンド・メンバーたちの演奏がせめぎ合うモードへと。トン・ゼー"Carta"、ジルベルト・ジル=カズーザ"Um Trem Para As Estrelas"と70年代、80年代の落ち着かない時代に生まれたレパートリーを経過し、ミナス音楽的なヴォイシングが施されたインストm-10"Brato Aberto"に続いては、ミルトン・ナシメント=シコ・ブアルキ作、クルビ・ダ・エスキーナスの名曲m-11"Léo”。 入魂の68分に渡るヴォリュームの本アルバム中、ハイライトともいえる二曲の並びは特筆すべき瑞々しさに溢れており、乾いた暗路に光明を与えるかのように生命力がみなぎっています。







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伊藤亮介



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