Yacare Valija

型番 Yacare Valija
販売価格 2,638円(税込)
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アルゼンチン北部の都市ポサーダス出身でブエノス・アイレスに在住のギター奏者ガストン・マジョル率いるジャカレ・バリハは、g, b, ts/flute, drsのクアルテート編成。同郷の偉大なる先達ラモン・アジャラを敬愛し、瑞々しい川沿い音楽や先住民たちの伝承音楽に影響を受けた山岳の音楽を、洗練されたコンテンポラリー・ジャズのタッチで演奏するグループなのですが、ざっくり大らかに捉えたように聞こえる拍間の感覚、彼ら独特の間が特徴的で、ひとつも性急なところがなく、何か悟ったように心を落ち着かせてくれる演奏が魅力です。フロレンシア・ボバディージャ(vo)参加。

歌手として、フォルクローレ作家として、多大なる敬愛を集めるラモン・アジャラの楽曲"El gualambao" で幕をあける本作。アジャラ自身も詩の朗読で参加したうえ、渋みのあるヴォーカルを聴かせるのは、コントラバス奏者のラファエル・クリメンテ。若きこのグループのリーダー、ガストン・マジョルが出生したポサーダスに移り住んだアジャラは、パラグアイ国境との地に色濃く残るグアラニ族のフォルクローレを研究、グアランボやグアラニアと呼ばれる様式を確立してきましたが、ここにスポットを当てて現代的なチェンバー・アンサンブルでリノベイトしています。ゲスト演者として参加したマティアス・ベニテス(vln)とのたおやかな室内楽アンサンブルが映えるm-2"Mi Dicha Lejana"、唄とギターのデュオで知られざる川沿い音楽を体現したアルバム「Ysyvy」が好評の女優兼女性シンガー -フロレンシア・ボバディージャが参加したm-4"Farol de sueños"はビセンテ・シダーデ作、穏やかに詩的成分を感じさせるジャズへと編曲がなされたm-5"Volver en cuento"、再びボバディージャが参加したm-7"Irupé"、アコーディオンのファクンド・ゴメスが参加してアルゼンチン北東部のリズム - チャマメを奏でるm-9"Señol de los campos"など、半数収められた唄ものはセピア色の映画を思わせるように、いにしえの良きムードを醸し出し、一方のインストは極上のアロマが香り立つかの如くゆったりとサロン・ジャズの洗練を聴かせ、心穏やかな時を過ごせることお墨付きです。












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伊藤亮介



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