FACUNDO GALLI / LIEBRE

型番 CLUB 043
販売価格 2,485円(税込)
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表面的にはアコースティック楽器とソフト・ヴォイスのシンガー・ソングライター然としたサウンドであったとしても、こみあげる情熱を隠しきれず、それが持ち前のポップ・センスと相俟ってアルバム作品の鮮やかな彩りを成すことがあります。マル・デ・プラタ出身のS.S.W.ファクンド・ガリの二作目はそのような輝きを放つ新鮮な快作。

依然、アルゼンチンのソングライターたちは我々にないものを沢山持っているように思います。チャランゴを掻き鳴らしながらアナログ・シンセとのハイブリッドな調和をみせるm-1"Liberar"だったり、自然が豊富なアルゼンチンの地でこそ感じる風景のm-2"Caminito de TIerra"、チェロやコントラバスの連符によるアクセントが印象深いm-3" Pulgar"、チャマメのリズムとアコーディオンがモダナイズされた旋律を辿るm-5"Zazu"、ボサ・ノヴァの影響を受けたネオ・アコの蒼い風景m-6"Collar"、川沿い音楽の複合リズムで湧き上がる詩情を彩り豊かに綴ったm-7"Cantando para decir"、チェロの刻むたおやかなラインの上、シンプルなことばで抜群の詩情を醸し出すm-8"、フォックストロットというには瑞々しさが溢れ出んばかりのm-9、チャカレーラのリズムに乗せたメランコリアのm-10"Los tilos"。米インディ・フォークとフォルクローレを融合させ、内省的に問い掛けてきたような1st「Last Pamperito」から4年、マルコス・モンクとのデュオ作を発表しているピアノ奏者のセバ・ドルソをはじめとしたパーマネントなメンバーと共に、鉄弦からナイロン弦に持ち替えて編み出した見事なまでのフォルクローレ・リノベーション。



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伊藤亮介



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